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2010年10月 アーカイブ

更年期のいろいろ 7

脳下垂体や卵巣に老化が起こってくると、それぞれの器官のホルモン分泌量が乱れてきます。


特に卵巣では、排卵するところまで卵胞が成熟しなくなったりして、いわゆる無排卵性月経を起こしたりしてきます。


排卵しないとなると黄体は形成されず、したがって、黄体ホルモンはできません。


そこで卵胞ホルモンと黄体ホルモンの相対的な関係では、卵胞ホルモンが過大となります。


こうしたホルモンの不安定さが、子宮その他にいろいろな症状をひき起こします。


まず、生理の周期に変化が起こってきます。


またそれに伴い、生理時の量の変化もみられます。


いわゆる無排卵性月経が起こり、生理の期間がのびる稀発月経や、生理の期間が短縮する頻発月経などもみられるようになります。


また量的には、過多月経や過少月経が起こってきます。


自律神経や精神的な面においても、いろいろな症状が出てきます。


特にのぼせ感、めまい、発汗、動悸、不眠といった症状はよくみられるところです。


精神的にも過敏になり、抑うつ状態や記憶力の減退、思考力減退などが起こり、とんでもない忘れ物をしたなどということも、起こり得るわけです。

更年期のいろいろ 8

生理がとまって3~5年の期間は、まだ卵胞ホルモンの分泌は継続していますが、その量は一定せず個人差が大きいです。


このため症状の出かたも、人によってたいへん違ったものになってきます。


もちろん排卵はなし、したがって黄体はつくられないので、黄体ホルモンの分泌もありません。


そこで卵胞ホルモン過剰による反応を中和する黄体ホルモンが不足しそのため自律神経の適応がうまくゆかず、いろいろな症状があらわれるといわれています。


これらの症状を分類して述べると、以下のようになります。


●血管運動神経障害様の症状


これには、昔からいわれている「血の道」症があります。


冷え症、のぼせ、動悸、頻脈、徐脈、めまい、発汗、頭痛、耳鳴りなどの症状がこれです。


こうした症状は、1日に何回も起こり、しかも5~6年も続くことがあります。


●精神神経障害様の症状


よく更年期に入って、物忘れがひどくなったなどといわれますが、それがこれに属します。


いつもイライラしたり、判断力が減退し、神経質になり、恐怖感などから不眠、頭痛、めまい、耳鳴りなどがうったえられます。


いわゆる心身症やうつ病などと症状がまぎらわしく、また、事実こうした病気にもなりやすいといわれています。


●知覚障害様の症状


しびれ感や知覚の鈍麻などが、これに属します。


ときには皮膚を蟻がはっているような感じ、いわゆる蟻走感をうったえる人もあり、まぶたがけいれんしたり、弱視があらわれたりします。

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