更年期のいろいろ 5
更年期になったからといって、すべての人に更年期障害が起こるとは限りません。
なかには、まったく症状を感じないうちに、更年期から老年期ヘスムーズに移行してしまう人もあります。
では、どのくらいの頻度で更年期症候としての症状があらわれるかというと、その頻度はかなり高率で、約75%の婦人になんらかの症状がみられます。
しかし、治療を要するようなまったく病的と思われる更年期障害の発現頻度は、約25%くらいという統計が出ています。
さて、そのうったえる症状は実に多様で、頭重感・頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、記憶力の減退、熱感、冷え性・のぼせ・心悸充進、頻脈や遅脈、しびれ感、腰痛、筋肉痛・・・
その他、運動器官・皮膚・泌尿器・消化器系の症状等々、まったく枚挙にいとまのないくらいです。
昔からわが国では「血の道」などといわれていた症候群が、これにあたるわけです。
このように多様のうったえがあるので、もちろんまったく別の疾患による症状もまぎれこんでいることもあります。
そのため他の疾患との鑑別が重要なこととなります。