更年期のいろいろ 3
更年期はもちろん卵巣からも始まります。
卵巣は人体の内分泌腺のうちで、もっとも早く老化が起こる器官の一つであるといわれています。
卵巣の重量は、成熟期には約10gですが、40歳代で約7g、50歳代で約5g、さらに60歳代では4gと減少してきます。
つまり、このように老化しはたらきが減少してくるわけです。
卵巣のはたらきの第一は、卵子を排卵することですが、その前後には卵胞ホルモンを分泌すること、および黄体ホルモンを分泌することの大切なはたらきがあるわけです。
卵巣が老化すると、まず卵胞ホルモンの分泌が減少してきますが、一時的にこの卵胞ホルモンの分泌が過剰になったり、あるいは黄体ホルモンの分泌不足による相対的な卵胞ホルモンの過剰を起こし、このため生理が乱れてきます。
これが自覚的な更年期の始まりというわけです。
しかし、卵胞ホルモンはその後しだいに減少してきますが、その減りかたは個人差がいちじるしく、卵巣が正常にはたらいている時期に比べると、10%から80%の減少といわれています。
ここに、更年期障害を強くうったえる人と、そうでない人の出てくる原因の一つがあるわけです。
しかし、10年もするとこの差はなくなり、80歳すぎる頃には卵胞ホルモンの量は、20歳代の約20%になる、といわれています。
黄体ホルモンは、排卵がなければ黄体もつくられないわけです。
その分泌は閉経とともになくなります。