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2010年07月 アーカイブ

更年期のいろいろ

40代半ばをすぎた女性が集まって、自分の健康について話し合うとき、よく「私はもう更年期だから・・・」などといいます。


そして聞いている人も、それでなんとなく相手のうったえが理解できるような気がしてきます。


そのように更年期とは、漠然とした老化へ向かう旅の一つの関所のように考えられているようです。


事実、学問的にもその定義は必ずしも明確に定まっているわけではなく、その開始時期と終末期についてもいろいろな定義や説があります。


しかし、一般的には40代半ばをすぎて卵巣の老化が起こり、それまで規則正しかった性周期に乱れが出てきます。


つまり、生理が不順になってきて、やがて閉経(生理がストップ)し、その後2~3年、生理はありませんが、不規則な出血をみることがあります。


この期間を総称して、更年期と呼んでいます。


ですからこの時間的な経過を考えて、更年期→更年期後期→閉経期→老年期と区分して考えると理解しやすいようです。

更年期のいろいろ 2

更年期は頭から始まる、といったらいいすぎかもしれませんが、実際には大脳の下にある脳下垂体が大きなかかわりをもっています。


脳下垂体は親指の頭ほどの臓器で、前葉、後葉に分かれています。


更年期近くになると、重量はあまり変化しませんが、結合組織が増加し、性腺刺激ホルモンを分泌する細胞がやや増加します。


性腺刺激ホルモンの増加は、卵巣の機能の低下とともに始まりますが、閉経後には卵胞刺激ホルモン(FSH)が閉経前の10倍にも達するといわれています。


こうして大量につくられた卵胞刺激ホルモンは、尿中に排出されるので、更年期の婦人の尿から排卵誘発剤がつくられているほどです。


大量の性腺刺激ホルモンの増加が、なんらかの更年期障害の原因ではないかと考えられるのも、当然のことでしょう。


なお、閉経以前では卵胞ホルモンがふえると、性腺刺激ホルモンは抑えられて増加しないようになっています。

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